≪過去の履歴≫

開催年月日とテーマ 感 想
第1回 平成24年6月14日(木)18:00
   テーマ 「介護事故とヒヤリ・ハット」
第2回 平成24年7月19日(木)18:00
   テーマ 「医療と介護」
第3回 平成24年8月29日(水)18:00
   テーマ 「成年後見人制度」
第4回 平成24年10月10日(水)18:00
   テーマ 「障害者虐待」
第5回 平成24年11月15日(木)18:00
   テーマ 「個人情報保護」
第6回 平成24年12月17日(火)18:00
   テーマ 「成年後見人」
第7回 平成25年1月29日(火)18:00
   テーマ 「身元保証人・身元引受人」
第8回 平成25年3月5日(火)18:30
   テーマ 「介護事故判例(転倒01)」その1
第9回 平成25年4月5日(金)18:30
   テーマ 「介護事故判例(転倒02)」その2
第10回 平成25年5月22日(火)18:30
   テーマ 「個別判例について」
第11回 平成25年6月27日(木)18:30
   テーマ 「介護事故判例(転倒03)」
第12回 平成25年7月26日(金)18:30
   テーマ 「生活保護の問題点について」
第13回 平成25年9月3日(火)18:30
   テーマ 「介護現場の事例検討」その1
第14回 平成25年10月23日(水)18:30
   テーマ 「介護現場の事例検討」その2
第15回 平成25年12月10日(火)18:30
   テーマ 「障がい者施設の仕事と課題」
第16回 平成26年2月4日(火)18:30
   テーマ
 「利用者と個人情報」
第17回 平成26年3月17日(月)18:30
   テーマ 「訪問看護の現場から」
第18回 平成26年3月17日(月)18:30
   テーマ 特になし
第19回 平成26年5月27日(火)18:30
   テーマ 相談支援事業 介護保険との連携・医療との連携
本ミーティングを通じ、「障害」と「介護」との間には制度上の差異が多々あること、しかし現場では「障害」と「介護」が交錯する場面は多々あることを学びました。
また、「障害」とひとくちに言っても、年齢・障害の種類・程度等によって、ご本人が受けることのできるサービス、支援体制等に差異が多々あることも学びました。
Kさんは、上記事項について、具体的な事例を豊富に盛り込んでご説明くださり、本ミーティング初参加であった私も、具体的イメージをふくらませてお話を伺うことができました。
私は弁護士をしていますが、今回のミーティングで学んだことを自分なりに咀嚼し、法務の立場からなにができるか、長期的スパンで考えて参りたく存じます。(A.H)
第20回 平成26年7月1日(火)18:30
   テーマ 認知症の現状について
本ミーティングを通じて、「認知症を引き起こす主な脳の病気の整理とそのケアのポイント」、「認知症が引き起こしている社会的な問題」、「我々が今後認知症にどのように取り組めばいいのか」を考えるとても良い機会となりました。ありがとうございました。
 
今後、認知症の方が増加する日本社会において、我々介護者は、①まず当然に各病名の整理と  ケアのポイントを習得し、②それを一般の人にも極力理解しても らうよう努力し、③みんなが安心して暮らすためにどうすればよいのかを考えることが重要だと思いました。ミーティングの参加者の方の志の高さも 素晴らしく、身の引き締まる思いがしました。(I.K)
 

第21回 平成26年8月7日(木)18:30
   テーマ 認知症高齢者の事故裁判例

「認知症高齢者が線路内に立ち入り走行中の電車と衝突し死亡した事故」の裁判の経過と関係する法律に関してのミーティングに参加しました。
 この裁判の行方に関しては認知症の方々の介護に当たっている私たち介護職や認知症になった方々の介護をなさっているご家族の多くが注目しています。
 今日のミーティングでは弁護士より裁判に関係する法律の説明と控訴審の判断に対する民法の解釈そして妻の監督義務者等該当性の話しまで法律的立場の詳しい説明をしていただきました。私たち介護職の多くはこの判決に関して不当ではとの表明をしていますが、弁護士の「裁判所も国や国民に対してこのように認知症になった人々の事故を未然に防ぐための施策や見守りをどのようにしていかねばならないか投げかけているのでは」との言葉がとても印象に残ったミーティングでした。(Y.F)

第22回
平成26年9月26日(木)18:30
テーマ 尊厳死について(1)

今回のテーマは「尊厳死」です。
  現在私たちが携わっている介護の世界では年々増えて行く、しかも治る事が難しいとされている認知症になった方々に対し、医療・介護がどのように連携し、その方達が少しでも安定した生活を続けることができるかが大きな課題となっています。
 今回は認知症に限らず高齢になり又病気になり死が目の前に訪れた時、私たちの死に対する選択に関し法律的な立場から弁護士に裁判事例を交え詳しく説明していただきました。
 現在の介護の世界ではエンドオブライフ・看取りケア・エンディングノートなど様々な介護現場で死に対して私たちがどのように接するか、そしてその寄り添う気持ちや介護方法が語られるだけでなく在宅・施設・病院などで実践として取り組まれ始めています。
そして自分自身が死に向かう場所を決める選択などこれからも多くの話し合いの機会が増えて行くことと思います。
 今日の講義は尊厳死・安楽死の違いの理解を終着点として基本的人権から始まる法律の果たす役割の話となりました。
 生きる権利、死ぬ権利、医療介護の倫理など様々な想いが頭の中をよぎり介護職として死への寄り添い方を改めて考える時間になりました。 (Y.F)                  

第23回
平成26年11月13日
(木)18:30
テーマ:尊厳死につて(2)

安楽死・尊厳死
 奥が深く、悩ましい問題ですね。
 タイムリーに海外での話題がありました。
 前回参加出来なかった私は、今回の会で、それぞれの定義があることを知りました、
 自分の命は、誰のものなのでしょうか。
 いつも命を想うとき、思い出す事があります。
 彼女は22歳、就職が決まり、恋人もいて、これから人生はきらきら輝いていました。
 ある日、繁華街を友人と歩いているとき、ビルの屋上から人が降って来ました、飛び降り自殺でした。
 なんと彼女を直撃、頸椎を損傷した彼女は障がいをもち動けない身体になりました。
 私の仕事先の施設に彼女は入所して来ました。
 毎日毎日、泣いて訴えた事、それは、「殺して」でした。
 なぜ私が・・・どうして私が・・・
 そして、私に言ったこと「健常者は自殺する、障害者になった私は自殺出来ない、おかしいよ」でした。
 言葉がありませんでした。
 命は誰のもの・・・これからのもずっと考えていくことだと思っています。(K.I)

第24回
平成27年㋀15日(木)18:30
テーマ:自由

今回は、特にテーマを設定せず、出席者が現在抱えている課題や問題について自由に意見交換をしました。介護、福祉については様々な解決しなければならない 問題が山積しています。皆で話し合い議論しあう中で、問題点が見えてきて解決すべき課題が明らかになっていきます。解決策は決して簡単には見つかりませ ん。しかし、話し合いを続けることで今まで気が付かなかったことが見えてきて解決につながることを期待して、今年も皆さんと意見交換を継続していきます。 (Y.J)

第25回
平成27年2月23日(月)18:30
テーマ:ネットワークの現状と構築

今回の発題者は、社会福祉士会のMさんでした。「ネットワークの現状と構築」について実践的な活動をもとにお話し下さいました。特にネットワークづくりを常に意識した仕事のあり方に専門職としての姿勢と技術力を学ぶことができた内容でした。
 ネッ トワーク構築の実践として、3つの枠組みとして分けてレクチャーを頂きました。その1つ目は、職場(業務)としてのネットワーク、2点目は、専門職団体 (社会福祉士会)としてのネットワーク、3点目は、インフォーマル(例として本IKNミーティング)としてのネットワークです。これらのネットワークを構 築する目的は、最終的には、社会に役立ち、日常ではサービス利用者の方々に還元されるためであります。Mさんの話にもありましたがネットワークの機能は、 ①個別レベルのネットワーク、②専門職、実務担当者レベルでのネットワーク、③団体、機関レベルでのネットワーク、④制度、政策レベルでのネットワークと 分けて考えることができます。
 全員の討議の中でもこれらのレベルのネットワークが横につながっていく必要性が論じられました。例えば、一人暮 ら しの認知症高齢者の生活をどう守るかという場合に個別レベルのネットワークが重要となり、その地域での独自の見守り体制を築いていくことが福祉職の業務で あります。しかし、それをそのレベルにとどまらせずに制度、政策レベルとして機能させていくことが重要となります。その時にネットワーキングという方法で 福祉職は利用者の生活を守ることを優先にネットワーク構築を目指していくことを忘れてはならないのだと思います。ネットワークづくりを常に意識しながら業 務に携わっていくことが専門職として重要だということを改めて痛感する学習の機会となりました。「つながり」をテーマに今後も考えていきたいと思います。 (M.Y)
第26回
平成27年4月13日
(月)18:30
テーマ:MSWの業務について
今回は、医療ソーシャルワーカーの資格を持って仕事をされているMUさんの「MSW(医療ソーシャルワーカー)について」という研修会です。現在病院を取 り巻く厚生労働省の指針の説明や在宅に戻る際の医療・介護の連携などプロフェッショナルとしてのコーディネイト力が本当に必要とされる時代になっていると 強く訴えていらっしゃいました。特にがん患者の就労に関する総合支援事業などを社労士など法律や働き方に詳しい方々との協働をするなど、その活躍の場が多 岐にわたる大事な職種と改めて感じた時間でした。(UF)
第27回
平成27年5月22日
(金)18:30
テーマ:社会保障と税一体改革について
今回のテーマは、「社会保障・税一体改革の流れと概要」でした。
私はデイサービスを運営している者ですが、介護の世界は経験が浅く、知らないこと がとても多い状況です。そんな中、弁護士から「社会保障・税一体改革の流れ」を時系列に沿って詳しくご説明いただき、実際の介護現場に即した法体系がどの ように作成されているのかということがとても良く理解でき、今後のデイサービス運営の参考になりました。このIKNミーティングは、介護にかかわる色々な 立場の方が毎回出席されており、色々な角度から様々な議論がされ、私にとっては今回を含めとても学ぶことが多いミーティングです。(I.K)
第28回
平成27年7月7日(火)18:30
テーマ:高齢者虐待について
7月7日、虐待事例に関しその原因の分析や法律を基本とした解決策などの話し合いを行いました。事例は3件あったのですがどの事例も私達介護職が一度なら ずとも経験したことがあり参加者の皆さんと解決に向けた様々な意見交換を行うことができました。その中でも介護保険サービスの利用料を滞納している家族の 事例を検討しているうち私も気がつかなかった、生活保護の申請要件に当てはまるのではないかという思いもつかない視点からの解決策の提案がありました。 IKNミーティングに参加し悩ましい法律問題などに触れることでケアマネジャーとしてのスキルアップや社会資源の活用方法の勉強になると改めて実感した会 でした。(UF)
第30回
平成27年8月24日(月)18:30
テーマ:生活保護
今回のテーマは生活保護についてでした。私は入所施設で働いているので、特定の方と接することが多いので決まったケースが多く、考え方も凝り固まりがちで したが、このミーティングに参加すると、高齢の生活保護の方のケース、地域で暮らしている方の生活保護のケース等様々な方の話を聞くことが出来、相談した ことにあらゆる方向からの考え方をアドバイスしていただけるので、道が開けることが多くあります。今回約1年振りに参加をさせていただいたのですが、改め て、法律、医療、福祉は密接しているものだと感じました。(AW)
世論等でも制度に対しての不安が払拭されていない印象は否めず、また資料に目を通すと危惧要素も多分に含んでいる制度かと感じますが、施行までさほど日も 短く、また正式な今後の展開も不透明な状況にあります。しかしながらほぼ確実に施行される制度のため、現段階からある程度の準備などは進めておき、また現 場においては各職員へ段階的に通達や情報の共有を図るべき必要があると感じました。いざ制度が施行されてからでは、現場の職員が内容を把握し意識注意をし ていない状況では、あらぬ場面でのトラブルの原因となる可能性も考えられます。
 また行政側のQAと合わせて把握しておく事により、利用者や家族に対して不安を抱かせない体制造りにも繋がるかと思われます。
  実際に大きなトラブルに繋がるような事態はそうそうは発生しないとしても、法令順守の視点から観ても企業や職場内の重役やリーダーのみが把握していれば良 いというものでも無いかと思います。特に介護においては”現場力”というものが重宝されがちで経営戦略や利益追求やコンプライアンスやカスタマーケアまた 人材育成や環境接遇の向上などは、一職員にはなかなか実感が持たれず意識が薄い職場も少なくないと思われます。
 世間的にだいぶアナウンスが拡充されてきた近況のタイミングを活用し、制度の理解を職場全体で把握する必要があるかと感じました。(N.H)






















 














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